
主の祈り解説
|
|
主の祈り解説 7:
「今日の糧を今日も与えたまえ」
・「人はパンだけで生きるものではない」の託宣の下では、「今日の糧」は単なる食事のこととして理解できない。それは端的に言って、人間を生かすものとしての「神の言」である。
・神の言とはすなわち、神からの愛である。愛の泉から湧き出る命の水こそ日ごとの糧である。サマリアの女とイエスとの対話にある如く、この水から飲む者は永遠に渇かない。
・「義に飢え渇く者は幸い」と言われる主は十字架の上で「我渇く」と叫ばれた。神の愛に飢え渇き、それを呻き求める者はそれを見出す。
・「父よ、私たちに今日も今日の糧を与えてください。」と祈れと教えられたイエスの弟子として、私たちの日毎の糧はそのような糧である。何がなくともその命の糧さえあれば私たちは欠けることがない(詩篇23:1)。 |
|
|

|