
主の祈り解説
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主の祈り解説 5
「御国を来たらせたまえ」
・国とは主権である。その主権者は王である。ルターは『キリスト者の自由』において自由なる主権者の王性について述べている。「キリスト者は自由なる王である」と。その王的自由から、すべての人に仕える僕の姿が浮かび上がる。
・キリストのように私たちも王なる僕として神の国の住民となる。神の国は、魂において自由な王的存在者から構成される国である。そのSovereign Individual(エハン・デラヴィはそれを「独立個人」と名称している)が、自由な愛から互いに結びつき仕え合う国である。
・私たちは闇のこの世の只中で「御国を来たらせたまえ」と心より祈る。主はその祈りを聞き届けてくださり、この世の只中にあって、この世の原理である「肉(欲)」に従ってではなく、「霊(力)」に従って光として生きるべく導かれる。 |
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