「みことばの宅配便」 Daily Manna

あなたの御言葉は、わたしの道の光 わたしの歩みを照らす灯。詩篇119:105

2014年03月28日
「命の泉」

≪福音書日課≫ヨハネ4:5-42(新169):
≪今日の聖句≫ヨハネ4:14「わたしが与える水はその人の内で泉となり、永遠の命に至る水がわき出る。」

・サマリアの女とイエスの出会いは「命の泉」を切望する人間と、それを与えることのできる唯一の方である神との関係を問う物語である。

・その前に、激しい渇きを起こさせる元となる、人間の分裂状態がある。今週一貫して流れているテーマの前半は、主を試みた結果としての人類総体の分裂状態である。サマリアの女の履歴がそのことを端的にあらわしている。誰にも言えない恥の歴史である。サマリアの女は人間が誰しも陥っている罪の状態を代表している。

・神と人間はかつて一体であったが、やがて人は神から離れて行き、今や神のことを全く知らない「異邦人」となった。だから、罪ある人間にとって神との出会いはいまだ聞いたことのないほど、非常に奇異であり、また新鮮でもある。だがいずれにせよ、神の与える力によってのみ人間の分裂状態の渇きは癒される。

・サマリアの女は男たちを魅了する外面的な美を具えていたが、それは仮面の美でしかなく、白く塗られた墓である。それは直ぐに化けの皮が剥がれる。

・それに対して、イエスの与える命の泉は「恵みと真理」から湧き出る美である。真理は永遠の命とつながった美しさである。命の泉はイエス・キリストにおける神の愛からたえず湧き出る。それは真の一致の力である。

◇「みことばの宅配便」は、御国への巡礼を共に歩む神の民に
主日聖句から日ごとの糧を分かつ祭司の務めとして発行されています。

月曜日:≪第一日課≫、火曜日:≪賛美頌≫、水曜日:≪ニケヤ信条解説≫、木曜日:
≪第二日課≫、金曜日:≪福音書日課≫、
日曜日:≪主日説教≫(三原教会・福山教会ホームページhttp://www.mcat.ne.jp/~
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