「みことばの宅配便」 Daily Manna

あなたの御言葉は、わたしの道の光 わたしの歩みを照らす灯。詩篇119:105

2014年03月18日
「新しい代への旅立ち」

:≪第一日課≫:創世記12:1-4a(旧15)
:≪今日の聖句≫「 アブラムは、主の言葉に従って旅立った。ロトも共に行った。」創世記12:4

・12:4 は「アブラムは、主の言葉に従って旅立った」が、その時、「アブラムは七十五歳であった」。今週の≪福音書日課≫でニコデモが「年をとった者が、どうして生まれることができましょう。」と問うていることと比較してみよう。

・≪福音書日課≫でイエスは「だれでも水と霊とによって生まれなければ、神の国に入ることはできない」と答えられるのだが、それに対応するのが、アブラハムの75歳の旅立ちである。その旅立ちは福音書の言葉で言うならば、「水と霊からの誕生」である。それは≪福音書日課≫のメッセージによれば、「新しい誕生」である。アブラハムの物語で言えば、第一の出立は家族の一員としての出立であったが、この度の出立は自覚的な「私」の出立である。

・アブラハムは「主の言葉に従って」「生まれ故郷/父の家を離れて」旅立った。その時彼は75歳であったが、それは彼の障害にはならなかった。75歳までの彼の人生が彼に教えてくれたものは、人生の新たな出立の必要性であった。不完全燃焼を越え、無自覚性からの脱皮を求める強烈な欲求があった。老人の決断は時が切迫していることを知っているから素早い。新しい代への旅立ちを待ち望む心が熟成した刻が来たのである。

◇「みことばの宅配便」は、御国への巡礼を共に歩む神の民に
主日聖句から日ごとの糧を分かつ祭司の務めとして発行されています。

月曜日:≪第一日課≫、火曜日:≪賛美頌≫、水曜日:≪ニケヤ信条解説≫、木曜日:
≪第二日課≫、金曜日:≪福音書日課≫、
日曜日:≪主日説教≫(三原教会・福山教会ホームページhttp://www.mcat.ne.jp/~
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